ハマゴウ

基本情報(クリックで開く)
シソ科
ハマゴウ属
学名Vitex rotundifolia L.f.
落葉小低木 | 花期 7~9月
分布本州~沖縄、朝鮮半島、中国、東南アジア、オーストラリア
環境海岸の砂地

■ 全体・枝

*匍匐性の落葉小低木
*枝は立ち上がり、高さ30~70cm
*枝は4稜があり、灰褐色
 ー2025.08.23

■ 葉

*葉は広卵形または楕円形で十字対生
*葉柄は長さ5~10mm
*葉の表、全縁、基部は円形
*葉の裏、灰白色
 葉の両面に微毛が密生
*葉身は長さ3~6cm(表)
*葉の幅は2~4cm(裏)
 ー2025.08.23

■ 花

*長さ4~6cmの円錐形花序
*淡青紫色の花を多数咲かせる
*蕾の状態?
*全体に灰白色の短毛が密生
*柱頭は2裂する
*花冠は漏斗状で1.2~1.6cm
*雄しべ(4個)と雌しべ(1個)
ー2025.08.23

■ 果実

*核果、写真は熟す前
*下部が萼に包まれている
*果実は直径6~7mmの球形
*熟した後の果実
ー2025.08.23
ミツバハマゴウ
  • 南西諸島に分布し、低木状になる。

 砂浜を匍匐しながらその勢力を広げていく植物ということで、ビーチなどでは邪魔な存在として刈り取られているのかもしれない。伸び伸びと生育している様子が見たい場合は、寂れたビーチか無人島に行けばよいのか……。
 それはさておき、個人的に気に入ったのはハマゴウの果実である。特に熟す前の果実は、梨のような色と質感をしており、見た目も可愛らしい。そしてかなり硬い。手では押し潰せないほどである。核果ということで中の核を観察しようと思ったが断念した。(自宅にも持ち帰り忘れた。)図鑑には紅葉するとの情報も書かれていたので、次の機会に併せて確認したい。
 また、ハマゴウを使用したジン(お酒)なるものをネット上で見つけた。地域おこし関係でも最近流行り?の国産クラフトジンだが、ハマゴウをメインとしたジンは初めて目にした。このジンは広島県宮島の海岸に生えているハマゴウを使用したものなのだが、海岸の清掃や植生回復活動とも結びついているようで興味深い。野草の利用について、新たな世界が広がっていることを知ることができた。
・参考:ハマゴウを使用したクラフトジン
https://www.sakuraodistillery.com/sakurao/hamagou2025.html

参考文献

  • 山溪ハンディ図鑑 5 樹に咲く花 合弁花・単子葉・裸子植物. p364,365
  • 山溪ハンディ図鑑 5 樹に咲く花 合弁花・単子葉・裸子植物

この記事を書いた人

識別の面白さに気づき植物の世界へ