植物情報
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科 | アジサイ科 |
属 | アジサイ属 |
学名 | Hydrangea paniculata Siebold |
型 | 落葉低木~小高木 花期 7~9月 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、南千島、サハリン、中国、台湾 |
環境 | 草原の低木林や林縁 山地の日当たりの良いところに普通 |
詳細情報(クリックで開閉)
高さ2~5m。樹皮は縦に裂け、薄くはがれ落ちる。枝は赤褐色で無毛・平滑。皮目が多い。冬目の頂芽は3~4mmの円錐形~球形。芽鱗は暗赤褐色~褐色で無毛、2~3対ある。側芽はやや小さい。葉痕の形は変異が多い。
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識別点 | 見どころ
- 花 : 装飾花は白色で萼片は3~5個。
雄しべは10個 - 葉 : 対生まれに三輪生、光沢は無く革質
- 果実 : 頂部がふくらむ
類似種との区別点
- ガクウツギ、コガクウツギ
→ 装飾花の萼片は最大で3個 - ガクアジサイ
→ 葉に強い光沢がある - タマアジサイ
→ 果実の頂部が平坦、葉の両面にかたい毛が多い - ヤマアジサイ
→ 株立ちで高さ1~2m、花期が6~7月 - ガマズミ属
→ 雄しべの個数が1or5(要確認)
植物写真
花
葉
果実、幹、全体
フィールドアーカイブ
ノリウツギの葉はさわるとカサカサしており、他の植物ではあまり感じたことのない触り心地でした。また、「樹に咲く花」という図鑑に、ノリウツギの葉の表面には伏毛が生えるが、のちに無毛という興味深い記述がありました。経過とともに毛が抜けるということですかね…。今度ノリウツギを見かけたときは、葉表面の毛にも注目して観察したいと思います。