ムラサキケマン
植物情報
基本情報(クリックで開く)
| 科 | ケシ科 |
|---|---|
| 属 | キケマン属 |
| 学名 | Corydalis incisa (Thunb.) Pers. |
| 型 | 二年草 | 花期 4~6月 |
| 分布 | 日本全土 |
| 環境 | 山野の湿り気がある場所 |
植物写真
■ 全体・茎



■ 葉






ー2026.4.12
■ 花








ー2026.4.12
■ 果実・種子






ー2026.4.12
識別用写真&解説


・花の先端部が濃紫色で、その他の部分は淡紫色の個体が多い
・葉の縁が細かく切れ込む
・葉の縁が黒紫色となる個体もある(要確認)

・花の先端部が濃い紫色で、その他の部分は淡紫色の個体が多い

・葉の縁が細かく切れ込む
・葉の縁が黒紫色となる個体もある(要確認)
類似種との区別点
カラクサケマン
- 花の先端に緑色のラインが入り、下部には小さな膜質の萼片が付く
- 葉は不規則に切れ込むが、細かくは切れ込まない
- 果実は球形で、果柄は上を向く
- ヨーロッパ原産で、花期は4~7月
ニセカラクサケマン
- 花の先端が紅紫色で、その他の部分は白色が基本。ただし、個体差も大きいとされる。
花の下部に膜質の大きな萼片が付く - 葉は不規則に切れ込むが、細かくは切れ込まない
- 果実は球形で、果柄は下を向く
- 地中海原産で、花期は3~7月
フィールドアーカイブ
ケマンソウの仲間ということでエライオソームに期待し、果実を取り出してみた。エライオソームはキケマンのものと同じような形であったが、ふた周りほど小さく、少しがっかり。ただ、果実が熟していない状態であったため、今後大きくなる可能性に期待したい。また、帰宅した後に図鑑を読んで知ったが、熟した蒴果に振動を与えると果皮が巻きあがり、種子が弾き飛ばされるらしい。以前に同様?の仕組みを持つキツリフネで楽しく遊んだため、エライオソームの件とあわせて、熟したムラサキケマンの果実を確認したい。
あとは、ムラサキケマンの葉の縁が黒紫色となっていることについて、個人的には気になっている。というのも、花や果実が付いておらず、葉のみの状態で識別する際のヒントになる可能性があると考えているためだ。他のケマンソウの仲間や似たような葉を持つセリ科植物(シャクやセリ等)の葉の縁はどうなっているか、ムラサキケマンについては時期や個体によって葉の縁の色が異なるのか、今後検討していきたい。
参考文献
- 山溪ハンディ図鑑 1 野に咲く花. p247(ムラサキケマン)
- 帰化&外来植物 見分け方マニュアル 950 種.p182~187(ケマンソウ類)
- 山溪ハンディ図鑑 1 野に咲く花
- 帰化&外来植物 見分け方マニュアル 950 種
