メドハギ

基本情報(クリックで開く)
科マメ科
属ハギ属
学名Lespedeza cuneata (Dum.Cours.) G.Don var. cuneata
型多年草 | 花期 8~10月
分布日本全土
環境日当たりの良い草地や道端

■ 全体・茎

*高さ60~100cm
*全体に伏毛が生える
*基部、木質化している
ー2026.10.3

■ 葉

*葉は茎に密生する
*葉は互生する
*三出羽状複葉
*葉の裏面、伏毛が目立つ
*葉の表、くさび形~倒披針形
*葉の裏、長さ1~2.5cm、幅2~4mm
*披針形の托葉を持つ
*ー2026.10.3

■ 花

*花は葉腋に数個ずつ付く
*花は黄白色
*旗弁に紅紫色の斑点がある
*旗弁(上)、側弁、竜骨弁(下)
*竜骨弁と雄しべ・雌しべ
*花は長さ6~7mm
ー2026.10.3

■ 果実・種子

*熟していない豆果
*豆果は扁平な広楕円形
*萼片が豆果実よりも長い※閉鎖花からできた豆果は萼片が短い傾向
*豆果は長さ約4mm
*豆果は熟しても裂開しない
ー2026.10.3
ハイメドハギ
  • 茎の毛が開出する
    →メドハギは茎の毛が伏生する
  • 小葉がメドハギよりも短い
  • 旗弁全体と側弁、竜骨弁の先端が紫色を帯びる
  • 本州、四国、九州に分布
シベリアメドハギ
  • 閉鎖花の萼片に3脈があり、豆果と萼片がほぼ同じ長さ
    →メドハギは萼片に脈が1つしかない
  • 中部地方以北に分布するとされる

 果実が熟しても裂開せず、閉鎖花もつけるという点で特徴的なマメ科植物。
 個人的には、閉鎖花よりも普通の花(開放花?)の萼片の方が長い傾向にある点について興味深いと感じた。その理由についてAIに尋ねてみたところ、次のような回答であった。
「開放花は送粉者(虫)に見つけてもらう必要があるため、萼片も含めて花全体が発達する。一方で閉鎖花は開かずに自家受粉するため、萼も含めて構造が小型化する」
 ヒトから見れば大きさに違いが無いように見えても、体が小さな虫から見れば差があるように見えるということか…まあ、閉鎖花については必要な機能を内蔵できていれば、食害やエネルギー消費を抑えるため、可能な限り小型化する方向に進化するのは理解できる。
 また、和名の由来について「ハギ(萩)」は分かるが、「メド」とはなんだろうか?調べてみると、易占いで使用する蓍・筮(メドキ)の材料として本種の茎を用いたことに由来するそうである。「目処が立つ」の「目処」も、易占いのメドキを語源とする説がある。将来の吉凶を占ったことから転じて「目標や見通し」の意味を持つようになったそうだ。

  • 山溪ハンディ図鑑 1 野に咲く花. p362(メドハギ、ハイメドハギ)
  • 山溪ハンディ図鑑 1野に咲く花. p363(シベリアメドハギ)
  • 山溪ハンディ図鑑 1 野に咲く花

この記事を書いた人

識別の面白さに気づき植物の世界へ