ヌマダイコン

基本情報(クリックで開く)
科キク科
属ヌマダイコン属
学名Adenostemma lavenia (L.) Kuntze
型多年草 | 花期 9~11月
分布本州(関東以西)~沖縄
環境湿地や水辺

■ 全体・茎

*高さ30~100cm
*上部でよく枝分かれする
*茎には短い伏毛が密生する
 -2026.10.11

■ 葉

*下部では葉が対生する
*上部の葉、ハート形で全縁
*上部では葉が互生する
*上部では葉が茎を抱く
*葉は卵形~卵状長楕円形
*葉身は4~20cm、幅3~12cm
*上部の葉の表
*下部の葉の裏
*-2026.10.11

■ 花

*花は頭状花序
*総苞は半円形
*頭状花序は直径5~8mm
*両性の筒状花のみで構成される
*花序の断面
*花冠から突き出した花柱、長さ約3mmで2裂している
*花柱が伸びる前の花
*蕾は白色-2026.10.11

■ 果実・種子

*花冠の筒部(紫色部)が残る
*開花に総苞片が反り返る
*果実は痩果
*果実は放射状に展開する
*反り返った総苞片は直径約1.5mm
*こん棒状の冠毛が3~5個つく
*果実表面に腺点と凹凸がある
*冠毛から粘液を出してひっ付く
*受粉後、反り返る前の花?
*花柱がまだ残っている
*総苞片は2裂に並ぶ
ー2026.10.11

・果実の表面に低い凹凸がある

・上部の葉がハート形

・果実の表面に低い凹凸がある

・上部の葉がハート形

オカダイコン
  • 果実の表面は平滑
  • ヌマダイコンよりも葉の幅が広い
  • 蕾がピンク色を帯びることがある
    →ヌマダイコンの蕾は白色

 どこが「ダイコン」なのかと思っていたが、どうやら葉の「質感」がダイコンの葉に似ているということらしい。この手の場合、「形」や「色」、「模様」が似ていることが和名の由来となっていることが多いが、「質感」由来のものは初めて知った。
 また、花を見た時、舌状花と筒状花を併せ持つタイプかと思ったが、舌状の花弁に見えるものは花柱が伸長したものであり、全て筒状花とのことだ。長く伸びた花柱も2つに分かれており、ウサギの耳のような可愛らしい見た目をしている。
 冠毛からは粘液が出ており、引っ付くとなかなか取れない。粘液で手にもくっつくため、かなり厄介に感じる。触覚のような冠毛、更には粘液……色や質感も含め、まるでナメクジのような果実である。

  • 山溪ハンディ図鑑 1 野に咲く花. p581
  • 山溪ハンディ図鑑 1 野に咲く花. p581

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識別の面白さに気づき植物の世界へ